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内耳再生@医療の再生箇所(ターゲット)

- 内耳再生医療・手術ついて

 

内耳の再生と難聴の回復

 感音難聴は、内耳(ナイジ)から大脳までの障害により生じます。どの部位に障害が起こっても、正確な音情報を認知することができず、難聴をきたすことになります。また、難治性のものは複数の部位の障害を併発していると言われています。しかし、最も頻度の高い障害部位は内耳の蝸牛(カギュウ)にあります。人工内耳は、有毛細胞の代わりをして、ラセン神経節細胞を直接電気刺激することにより音を認知することができます。
逆に考えれば、内耳のとくに有毛細胞を再生することができれば、かなりの難聴が回復することが期待できます。有毛細胞を含め、障害を受けた内耳を再生できれば、多くの高度感音難聴者の聴力獲得に貢献できることが予想できます。

耳の構造(蝸牛の位置)

耳の構造(蝸牛の位置)

 

内耳再生医療の内耳の再生ターゲット

 内耳の細胞を働きから2つに分けると、下記のものに大きく分けられます。

 @音を電気信号に変え脳に伝える「機能的な細胞」
 Aその細胞がうまく働くように環境を整える「補助的な細胞」

 「機能的な細胞」を代表する細胞には、音を感じ取り電気信号に変える有毛細胞と、その電気信号を有毛細胞から受け取り、脳に伝えるラセン神経節細胞があります。これらの細胞のどちらかが障害されていては、音の情報は脳には届きません。よってこれらの細胞どちらかが障害されていては、音の情報は脳には届きません。よって、これらの「機能的な細胞」の再生は、内耳再生には不可欠であると考えられます。
 一方、「補助的な細胞」を代表する細胞には、有毛細胞を支えている有毛細胞の周囲にある支持細胞、ラセン神経節細胞を支えている指示細胞、内耳(ナイジ)のイオン環境を整えている血管条の細胞があります。老化やある種の薬剤、過大音響などの障害は多かれ少なかれこれら「補助的な細胞」にも影響を及ぼします。「補助的な細胞」が障害されていては、大事な「機能的な細胞」の能力が十分に発揮できません。すなわち、内耳機能を再び回復しようとする場合、「機能的な細胞」の再生は不可欠ですが、「補助的な細胞」も再生することが必要と考えられます。


蝸牛の断面図
(有毛細胞・ラセン神経節・血管条)

蝸牛の断面図

 

内耳再生における有毛細胞

 有毛細胞は、これまでの内耳再生の研究結果から、音を感じ取る最も大切な部分を担っている細胞ですが、内耳で最も弱い細胞であることがわかっています。また、有毛細胞がなくなると、ラセン神経節細胞もだんだんと障害されていくことが動物実験でわかっています。したがって、有毛細胞を再生することが、内耳再生を考えるにあたっての第一の目標となると考えられます。

 

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◆「内耳再生医療・手術」の記事一覧◆

 

☆聴覚の基礎知識☆
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◆各聴覚器官の役割◆
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