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内耳再生J再生有毛細胞となる細胞:神経幹細胞と胚性細胞(ES細胞)

- 内耳再生医療・手術ついて

 

神経幹細胞と胚性細胞(ES細胞)

 幹細胞(ミキ・サイボウ)の特徴の1つに、いろいろな細胞になることができる多分化能があります。したがって、内耳蝸牛(ナイジ・カギュウ)の有毛細胞になりうる幹細胞を探し出せば、これも再生有毛細胞のもとになる細胞の候補ということができます。内耳(ナイジ)は生まれてくる初期の段階で、将来的に脳になるところと皮膚になるところの間から現れてきます。また、有毛細胞は、神経細胞に近い性質を持つとする報告もあります。神経細胞のもとになる神経幹細胞は内耳有毛細胞にもなる可能性も考えられます。
 最近、神経幹細胞から内耳有毛細胞の特徴的なタンパク質を持った細胞が得られることが分かりました。したがって、神経幹細胞も候補の1つということができます。
 ES細胞(イーエス・サイボウ)は、身体のどの細胞にもなりうる力を持った細胞です。しかし、欲しい細胞をES細胞から得るためには、欲しい細胞(ここでは有毛細胞になります)にするための設計図のようなものが必要です。まだ、正確な設計図はできていませんが、ES細胞から有毛細胞に特徴的なタンパク質をもった細胞が得られることが報告されています。ES細胞も有毛細胞再生の候補と言えます。

蝸牛の断面図(内・外有毛細胞)

蝸牛の断面図(内・外有毛細胞)

 

内耳幹細胞、前駆細胞

 人間を含めた哺乳類では、有毛細胞は障害を受けて一度脱落してしまえばそのままでは再生しません。しかし、お腹の中の赤ちゃんの耳では、有毛細胞のもとになる細胞、つまり内耳幹細胞や前駆細胞と呼ばれる細胞がドンドン数を増やし、大人と同じような内耳を形作っていきます。
この内耳幹細胞や前駆細胞(幹細胞より多少分化したような細胞をこのように呼びます)と言われる細胞が分離・培養できることが最近になってわかりました。これらの細胞はもともと内耳の有毛細胞や支持細胞、ラセン神経節細胞になる能力を持っていると考えられます。このような細胞も再生有毛細胞の非常に有力な候補として期待することができます。

 

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