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補聴器A気導型・骨導型と適応性

- 補聴器と人工内耳・中耳ついて

 

補聴器の気導型と骨導型

 どのような難聴なのか、また、どのくらい聴力レベルなのか、装用される方(難聴者)が操作できるか等によって、どの補聴器が適しているかを選択します。必ずしもデジタルが良くて、アナログが良くないというわけでもなくて、難聴の程度に応じて最適の補聴器が決まるわけです。
 また、補聴器には、気導型と骨導型があります。われわれが自然に音を聴くのと同じ経路で音を入れるのが気導型で、内耳が入っている側頭骨を直接振動させることにより聞こえを助けるのが骨導型補聴器です。内耳に音を伝える役目をしている中耳に問題がある場合は、骨導型補聴器を使う場合があります。欧米では、骨導型の補聴器や、もう少し進歩させた埋め込み型の骨導型補聴器が広く使われていますが、日本では、ほとんどの人は気導型の補聴器を使っています。

骨導メガネ形の補聴器

骨導メガネ形 補聴器

 

補聴器の適応性

 補聴器装用を始めるきっかけには、@本人が難聴を自覚し、日常で周囲の人とのコミュニケーションに支障を感じている、A家族に難聴を指摘され装用を勧められた、B乳幼児期、小児期に難聴の診断をされた等があげられます。
 補聴器の適応は、難聴者の聴力レベルと生活環境で決定されます。補聴器装用前に必ず必要な検査として、標準純音聴力検査と語音聴力検査があげられます。日常生活で難聴による不自由を感じる場合は、補聴器の適応になると考えられますが、検査上は純音聴力検査で45デシベル(dB)以上の難聴が補聴器の適応と言われています。語音聴力検査は、補聴器を装用した上での会話の聞き取り能力の参考になります。一般には語音弁別能が70%以上であれば、静かな環境下での会話はだいたい理解できますが、50%以上〜70%未満の場合は、静かな環境下でも音は入るが言葉の意味がわからないなど、聞き取りづらいことがあり、50%以下では静かな環境下でもかなり聞き取りの能力は悪くなります。
 補聴器装用には家族の協力も重要です。3〜4メートル以上離れた音は補聴器を装用しても聞き取りづらくなります。補聴器のマイクロホンに向けて、静かに、ハッキリ、ゆっくり話してあげるなど、難聴者が周囲の人とのコミュニケーションの状態を改善する意欲を高めてあげることが重要です。

 

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◆「補聴器と人工内耳・中耳について」の記事一覧◆

☆聴覚の基礎知識☆
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