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補聴器の仕組み

 補聴器は、難聴者(感音難聴も伝音難聴も含みます)の言葉の聞き取りをラス蹴る補装具です。集音器という難聴者向けの器機も電気店などで販売されていますが、補聴器とは以下の点で異なります。
 集音器は、全ての種類の音を同じように大きな音にするのですが、補聴器では難聴者の聴力像に合わせて、出力が調整されます。集音器よりも補聴器の方が雑音が少なく、聞きたい音が聞き取りやすい仕組みになっています。
 補聴器は、マイクロホンから入力された音が増幅され、イヤホンから出力される信号処理系と、それを調整、制御する制御系から成り立っています。制御系は、音を増幅する程度を調整する利得調整器(ボリューム)、言葉を快適に聞き取るための音質調整器、強大音から耳を守るための出力制限装置からなります。このように少しでも言葉を聞き取りやすくするための工夫がなされています。

 

補聴器の種類

 補聴器は、外観で分類すると、箱形、耳掛け形、挿耳形(耳の穴の中に入る小型のもの)、メガネ型(一見メガネのような形をしています)があります。これは、補聴器の機能による分類というよりは、大きさによる分類と言えます。音信号の処理方法では、アナログとデジタルに、制御方法でもアナログ(マニュアル)とデジタルに分類され、信号処理法と制御方法の組み合わせで、アナログ、プログラマブル、デジタル、フルデジタル補聴器に分類されます。
 補聴器の増幅様式は、リニア増幅(直線増幅)とノンリニア増幅(非直線増幅)に分類されます。リニア増幅は、入力音圧にかかわらず音響利得(どれくらい音をおおきくするかということ)が一定で、小さい音も大きい音も同じように増幅する方法です。ボリュームの調整は、利得調整器(ボリューム)で行うことができます。
 一方、ノンリニア増幅は、入力音圧によって音響利得が変わるものです。入力音圧が低いときは、補聴器による増幅を大きくし、入力音圧が高いときは補聴器による増幅を小さくする方法で、入力音に合わせてボリューム調節をおこなっているため一般的には利得調整器(ボリューム)がない補聴器です。

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補聴器の種類
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◆「補聴器と人工内耳・中耳について」の記事一覧◆

☆聴覚の基礎知識☆
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