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各聴覚器官の役割
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 ・耳管:  中耳の空気圧の調整
 ・半規管頭の回転を捕捉
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職業性難聴の原因

- 難聴の原因ついて

 

 工場での勤務、ブルドーザーの運転手、電話交換手など、何年も大きな音の中で働かなければならなかった人に多く見られます。高い音から聞こえが悪くなりますが、高い音は普段の会話では使用することの少ない音域なので、なかなか気づかない場合もあります。難聴よりも耳鳴(ジメイ:「耳鳴り」のこと)が最初の症状となることもあります。高い音を感じる部分の有毛細胞は蝸牛(カギュウ)の回転の下方に位置しているのですが、この部位の有毛細胞はとても過敏で、いろいろな要因ですぐに死んでしまいます。かなり難聴が進行してから気づくことも少なくありません。ある程度障害が進行した時点では、すでに有毛細胞が死んでしまっているので、治療効果はあまり期待できません。したがって、早期診断と予防がとても大切になります。

蝸牛の断面図(下図:断面拡大図)

蝸牛の断面図
蝸牛の断面図(拡大)

 先ほども述べましたが、職場などでの健康診断には騒音性難聴の発見のための項目もちゃんと盛り込まれています。つまり、職場健診では、聴力検査の際に、日常会話でよく使用する音域ばかりでなく、職業性難聴で悪くなりがちな高音域の聴力についても、チェックできるようになっています。ですから、健診で聴力の異常が指摘されたら、自分では普段の会話に何ら不自由していなくとも、耳鼻咽喉科の専門医に相談しておくべきです。予防と悪化防止には、職場環境の整備や自衛策としての耳栓(ミミセン)の使用がかなり効果的です。

 なお、これは職業性というわけではないのですが、一日中ヘッドホンを装着し、音楽を楽しんでいる人は、自分で騒音に満ちた生活環境をつくりだしているようなものなのです。結果的に、職業性難聴と同じ形の聴力損失をきたすことになります。

難聴になる時間と音源例

 

音量 音源例 難聴を
患う時間
120dB ジェット機の着陸(25m付近) 5
110dB 工事現場のドリル 20
100dB ヘッドホンステレオ(最高値) 1時間
90dB    
80dB 道路の騒音 8時間
60dB   この程度の音量では、あまり難聴障害は起きません
50dB 洗濯機
40dB  
20dB 木の葉の音
0dB 聴覚の最低値

 

◆「難聴の原因について」の記事一覧◆

☆聴覚の基礎知識☆
◆音が聞こえる仕組み◆ 
 ・音が脳に伝わる仕組み
 ・蝸牛から大脳の伝導の仕組み
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◆耳の構造と仕組み
 ・聴くことと身体バランス調節
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◆各聴覚器官の役割◆
 ・有毛細胞:振動を感じる器官
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